茨城県那珂市にあり、さくら名所100選にも選ばれている静峰ふるさと公園にて、 初めてのファミリーデイキャンプを開催しました。
今回は2組のご家族にご参加いただき、 初夏の少し暑い天候の下、 さわやかな緑色した桜の木々の中で過ごしました。
まずは自己紹介からスタート。
ざき主催イベントの多くが家族紹介から始まります。
それぞれ、堂々と、恥ずかしがりながら、ユーモアをふまえながら、 時には家族の誰かに助けてもらいながら。
それぞれの個性がみられて、いつもほほえましい時間です。
次にいよいよキャンプワークその1、テント設営。
まずは1〜2人用のソロテントをみんなで設営しながら、 テントの構造やペグの打ち方などを確認します。
それから、各家族でファミリーサイズのドーム型テントの設営。
勝手は練習で立てたテントと大きく変わらないものの、 サイズや細部のパーツは少なからず異なるため、 大人を中心に、家族で協力しながら立てます。
そしてテント=家の完成。
やっとできた…!
という喜びも束の間、 間髪入れずにキャンプワークその2、火起こし&飯盒炊爨です。
火起こしは、 焚き火台と、なるべく現場に落ちているもので、
と始まりましたが、
落ち葉や枝がなかなかに渋く、 しぶしぶ新聞紙や牛乳パックを使いました。
それでも、やはり火が育って大きくなっていく様はいいものです。
焚きつけの準備の際、 大人は習いたてのバトニングによる薪割りに挑戦。
最初は難しいものの、 慣れてくるとハマってしまっていて、何度もチャレンジする様子がありました。
それを見る子どもも、はじめはどこか怯えながら見ているのですが、 大人が楽しそうにしている雰囲気を感じると、 自分もチャレンジしたいという意欲が発生。
親御さんのサポートを受けながら、はじめは慎重に、そのうち豪快に、ナイフを叩いていました。
公園の条件もあり、本イベントの野外炊爨は 「アルミ缶飯盒」。
350mlの缶に、1合のお米と水を入れて、 アルミホイルで蓋をし、吸水させたのちに火にかけます。
沸騰や吹きこぼれが10分程度で終わり、少々蒸らして出来上がり。
これが驚くほど簡単で、よく炊けます。
が、もちろん誰しもがうまくいくわけではなく、 固かったり、焦げが多かったりもあり。
これも野外炊飯のおもしろさであって、 日常が豊かであることの気づきやありがたさにつながります。
自由時間には、 同日開催のネイチャーゲーム体験(みとネイチャーゲームの会 )にもれなくどのご家族も参加していて、静峰や季節の自然に触れました。
最後はテント撤収。
これは毎度のことながらスピーディーですばらしかったです。
イベント序盤は気温が高いなかでのテント設営などで、疲労感溢れる声もありましたが、
終盤は疲労度を超えて、 楽しいという声が増す気がします。
どこか不思議ですが、 心が満足している証なのかもしれません。
キャンプは もちろんレジャー要素あり、 ただそれ以上に教育的な要素があると、個人的には思っています。 楽しくて、大変で、そして成長や課題を見つけられる。
そんなキャンプに、参加していただいたご家族がいつか出かけることを期待します。
改めてご参加いただいたみなさま、 そして今回実施に関わっていただいた関係者各位に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
※次回は7月を予定しています。